消費者からの塗装トラブル相談① 自称ナンバーワンの会社の手抜きとウソ
弊社では、消費者から他社が起こしたリフォームトラブルに関しての相談を受けています。 県内の業者が起こしたリフォームトラブルについても相談されるのですが、その中で常連というか、よく出てくる会社が県内で数社あります。 今回は、最近一般の人にも分かりやすい部位で問題が起こった現場がありましたので、そのことを中心にお知らせします。「防水が不完全だから鉄骨の塗装が剥がれた。」と平然とウソをつく悪い業者
ある日「オフィスビルの階段をトラブル常連の会社で塗装してもらったら、1年もしないでところどころ剥がれてきたので、調べて欲しい。」というようなご相談を受けました。確かに、その会社の仕事は雑ですし、どの職人も刷毛が上手く使えないようなので素人は誤魔化せてもプロが見れば「下手だな・・・」と一発で分かるような仕事ばかりなのですが、さすがに施工が簡単な鉄骨階段ぐらいはちゃんと塗っただろうと思い、お客さんの要求が大き過ぎではないかと考えながら現地に向かいました。(弊社では、いくら施工が悪い会社と思っても適切に施工してあれば、無理にそれを問題視することはありません。) 現地に付き、問題となって階段を見てみました。 一見はキレイです。お客さんが言うには、「その会社の部長が来て『階段の床面防水が悪いので水が染みだしてきて塗装が剥がれた』と説明された。」という事でした。実際に詳細に調べると、お客さんの言う通りで所々にハガレがありました。 写真は雨がかからない床の裏です。雨が染み込んだことが原因ならば接合部(鉄板が合わさっている場所)から剥がれが出るハズなのに鉄板の途中から剥がれが起こっています。これは下地処理をろくにしていないことが原因で剥がれたものです。この他にも、全く雨がかからない場所や雨が染み込まない場所にも剥がれがあり、下地処理の他、塗装工程にも問題があったと思われます。 まとめると- 下地の見極めが出来ていない
- 下地処理が不適切。
- 下塗りが不適切
- 隅の塗装方法が不適切
悪徳業者が「悪徳業者に注意」のブログ
上記のような手抜きを平気で行い、バレると嘘までつく業者なのですが、その会社のホームページには悪徳業者に注意するように喚起する投稿があります。コピペしてご紹介したいところですが、著作権の問題もあるので要点だけかいつまみます。手抜き業者のブログから
悪徳業者が行う手抜きについて書かれています。
・下地作業の手抜きをして高圧洗浄などを省く。そのような手抜きは外壁塗装のハガレの原因にもなる。
・適正な塗り回数をごまかす。下塗りから上塗りまで本来3回は塗らなければならないのに行わない。
・塗装の養生時間を守らず、乾燥しないうちに次の工程を行ってしまう。